今さらですが、マリオットがスターウッドを買収して世界最大のホテルチェーンが誕生しました。懸念されていたマリオットリワードとSPGの処遇については、ポイントの相互交換、さらに双方向のステータスマッチが可能と発表されましたね。これによってにわかに再注目を浴びているSPGアメックスについて検証してみました。※既にご存知の方はスルーしてくださいね。
新マリオットグループの各プログラムの比較
下表はマリオットグループ各FGPプログラムのステータス比較です。※リッツのリワードについての詳細は省いております。悪しからず。
やっぱりマリオットゴールドは魅力。でもそれだけじゃないレベル高すぎなSPGアメックスの実力。
上記の比較を見ても分かるように、SPGゴールドに比べてマリオットゴールドの特典の方がお得で魅力的です。実際、真面目にホテル修行をしてステータスを維持しようとすると、SPGゴールドは25泊(or10滞在)必要ですが、マリオットのゴールドは50泊必要なのでハードルが高くなります。
で、今回のキモとなる激熱アイテム、『スターウッド・プリファード・ゲスト アメリカンエクスプレスカード』通称「SPGアメックス」の登場です。SPGアメックスにはSPGゴールドが自動付帯されるので、つまりはSPGアメックスを持っている限り、たとえ実績がゼロ泊でもマリオットのゴールドエリートが維持できるのです。
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スターウッド プリファード ゲスト®アメリカン・エキスプレス®・カード 年会費31,000円(税別) |
このエントリーを書いている時点でポイントタウンで50,000pt(2,500円相当)のポイントバックがあります。(ソラチカルート経由で2,250マイル相当)
SPGのスターポイントは互換性というか汎用性が高く扱いやすいこともあって、SPGアメックスは旅行好きや陸マイラーの間では元々かなり評判の良いカードでした。このカードのメリットとしては、
- SPGゴールドステータス自動付帯
- 部屋のアップグレード
- ウェルカムギフト(ポイントor客室内ネット無料orドリンク)
- レイトチェックアウト(16時まで)
- 無料宿泊特典(カード更新時の年1回1部屋1泊分/スターウッド系列カテゴリー6まで)、しかも特典宿泊でもSPGゴールドが適用されてルームアップグレード対象となる。ちなみにウェスティン東京やシェラトングランデ東京ベイがカテゴリー6に該当。
- キャンペーン等でお得にスターポイントが購入できる。(1ポイント=1円台の時もある)
- スターポイントを30社以上の航空会社のマイルに、そのほとんどで1:1のレートで交換できる(ANA、JAL含む、下図参照)。しかも20,000ポイントまとめて交換すると5,000ポイントのボーナスが付いて25,000ポイント(マイル)にできる。
- その他詳しくは → [ 特典交換オプションを表示 ]
どうでしょうか。なかなか魅力的なオファーじゃないですか。そしてさらに、今回の合併によってこのカードに追加された特典は、
- マリオット・リワードのゴールドエリート資格がステータスマッチによって付与
- レイトチェックアウト(16時まで)
- 部屋のアップグレード
- ラウンジの利用
- 朝食無料(同伴者1名まで)
- ハーツNo.1クラブゴールド会員付帯
- その他マリオットリワードゴールド特典の詳細はこちら
これはまさに激熱。そもそもスターウッド系列カテゴリー6のホテルは一泊20,000~25,000円ですから、それだけでもSPGアメックスの年会費はほとんど元を取れたようなものです。
デルタかSPGか?それが問題だ。
実は後悔先に立たずとはこのことで、私の場合、SFC修行時代にデルタのニッポン500マイルキャンペーンの申請上限を無くすためと修行なしでスカイチームのエリートプラス(スタアラで言うところのゴールド)を入手できるメリットに目が眩み、勢いでデルタアメックスゴールド(年会費26,000円)を作っていました。
元々デルタユーザーでしたし、ゴールドメダリオンの威力は知っていましたので当時はホルダーになってウキウキでANAプラチナ解脱後はメインカードにしようとも思っていたのですが、例の神ルート作戦でのANAマイルの貯まり方が凄まじく、なかなかANA VISAワイドゴールドから切り替えることができず今に至っています。当然デルタにもスカイチーム便にも搭乗しておりません。。なんとも勿体ないことです。
スターポイントを起点にすれば3大航空アライアンスを縦横無尽!?
そういうことなので、デルタのゴールドメダリオンを捨てて、SPGアメックスに乗り換えようかと本気で悩んでいます。両方持つのは現状勿体なさすぎなので却下。スターポイントを起点にすればANAマイルにもデルタスカイマイルも1:1で交換できます。メイン使いをANAカードから移行させても影響ないどころかもっとお得になり、交換先の選択肢がスタアラ含めて三大航空アライアンス全てに広がってしまうという、なんと懐の深いカード&プログラムなんでしょう。まさに陸マイラー必携。
ちょうど来年の3月で「なんちゃってヒルトンHHonorsダイヤモンド」の期限が切れますしね。どうしようかと思っていたところです。
特典航空券はANAマイルからのスタアラ便で、宿泊はマリオット&SPG系で、そしてあわよくばスターポイントをワンワールドやスカイチームのマイルに振り替えて。。。などと都合よく妄想を膨らませています。